サガン鳥栖1-3山東魯能
得点 トーレス
45分
高橋義←谷口
安在←島屋
82分ドンゴン←樋口
伊藤←原川
83分安←クエンカ
まだまだ最良の形を模索中ですが、今回はある程度時系列でまとめてみました。
前半
スタートフォーメーション 4-3-3
・ニアにきたコーナーキックをフリック、マークがずれてフリーの相手に押し込まれ失点。出会い頭の不運的要素が強い。
・サガン鳥栖は4-3-3.守備ブロックは4-1-4-1で変わらず。予想と違ってクエンカがインサイドハーフ。樋口がウイング。
→クエンカウイング、樋口インサイドハーフでした。15分過ぎからクエンカはかなり自由にポジションを変え始めます。
・山東も4-4-2ブロック。序盤は押し込まれる展開。
・二枚のプレスに対して高橋秀が降りてこないので、やや窮屈なビルドアップ。
・(すみません何分かメモってなかったです。)島屋ついに対面デフェンスをはがす。惜しくもコーナーキック。
→11分でした。
・15分過ぎ簡単にシュートまで持ち込まれる。相手19と原のミスマッチを使われる。
・サガン鳥栖が押し込み始めるもお互い決めてに欠ける膠着した状態に。
・30分くらいからは相手フォワード二枚も無理に行かず、ボランチ高橋秀を見る形。
・高丘からトーレスがさがってパスを受ける。クエンカから島屋につなぎカウンター決まらず。
・43分樋口→原川折り返し→島屋クエンカ詰めきれず。惜しい形。今日は攻撃が右サイドによっているように見える。
後半
後半フォーメーション 4-3-3
・高橋秀がセンターバックに下がり、高橋義がアンカー。クエンカと樋口が入れ替わる。
・トーレスのロストからショートカウンターでパスを簡単に繋がれて失点。これはデフェンスの課題が見えたシーンです。中途半端な位置でロストしサイドに繋がれてクロス。中は2対1の数的優位を作られてしまいました。
→サイドに繋がれて、ではなくカットしたボールをそのままクロスでした。
・トーレスが降りてきてビルドアップの枚数を増やす形。
・ゴールシーンはクエンカの正確なクロスから安在がヘディング。
こぼれ球をトーレスが押し込む。クエンカまでどう繋げたかを確認したいです。DAZNなら......。
→藤田から対角線にロングフィードでクエンカに繋げる形です
・64分のスローイングから樋口ミドルこれは良かった!
・75分高丘のロングキックをセンターサークル付近でトーレスがトラップ。うまい切り返しから一気にアタッキングサードに持ち込み原川→クエンカ→樋口とつなぐが決めきれず。いいカウンター。
ゴールキーパーロングキック→トーレス収めてカウンターはいい形になりそう。
80分相手クロスをDFがクリアしたボールが相手に渡りシュート。DFに当りディフレクションでゴール。高丘も反応してたので、残念...。
82分ドンゴン←樋口(負傷交代?)
83分伊藤←原川
安←クエンカ
【ピックアップシーン】カレーラス監督の狙いが見えた右サイドからの崩し 79分
79分、相手のロングフィードを高橋秀が確保して右サイドで原→安在と繋ぎ、一度原に戻したシーンが図になります。
そこから、高橋義が2トップの間に上手くポジションを取り、おりてきたトーレスにパス。
原川が中央に入りこみ、相手を引きつけて空いたスペースに安在が走り、トーレスがフリック。
安在のクロスは樋口に繋がりませんでしたが、完全に相手を崩したシーンです。
連携して右サイドから崩すカレーラス監督の狙いの一つが見えたサガン鳥栖の新しい形です。
総評
今回はゴールキーパーがロングボールを蹴る形も多く見られました。相手を見て柔軟に対応するカレーラス監督が見られて安心しています。(あくまでボゼッションにこだわる人だったら恐ろしすぎる...)。
まだベストメンバーではないのでなんとも言えませんが課題は、2失点目。
惜しいところまでいってもアタッキングサードで攻撃の形を作れる回数が少ないこと。
良かったのはクエンカがかなり有能な事を確認できたところ。トーレスのゴール。樋口、原川も使えそうなところです。
トーレスにロングボールをあずけてカウンターの形もいいと思います。
しかし、前シーズンとは真逆で右サイドの攻撃が目立つのは面白いです。
サガンティスタ編集長の採点
高丘陽平 4.5 3失点という事実はあるが、キーパーだけを責められない。相手の個の能力にデフェンス陣がおされていた。高丘は安定していた印象。
三丸 拡 4.5 消えていた。得意のオーバラップからクロスの形が見られなかった。
藤田優人 5.5 前半は目立つシーンはなかった。後半になってからは積極的なロングフィード。1得点目の起点になったパスはお見事。
谷口博之 4 あまりゲームに絡めていなかった。試合勘を取り戻すのにもう少し時間が必要か。
原 輝綺 4.5 精力的な上下動をみせるがあまり効果的ではなかった。香港戦のような良いパフォーマンスが見られなかったのは残念。
高橋秀人 5.5 効果的な縦パスを通す、攻撃の起点に。守備面ではフィジカル面でやや劣勢になる場面も見られた。
後半からはセンターバックにさがるスペインの監督らしい配置。
樋口雄太 6.0 攻守に安定感のある働き。島屋へのサイドチェンジも効果的。ミドルシュートを積極的に狙う。後半64分のシュートは見事。
原川力 5.0 去年よりは仕上がってる印象。効果的なパスも見られたがポテンシャルを考えるとやや物足りない。
フアン・イサック・クエンカ・ロペス 6.5 香港戦ほどではないが得点の起点に。前半15分過ぎからはフリーな動きでチャンスを作った。クロスの質は秀逸。守備意識が高いのも高評価。
島屋八徳 5.0 香港戦よりはウイングに求められる相手をはがすシーンも見られた。35分には、クエンカのパスから惜しいシュート。
フェルナンド・トーレス 5.5 前半30分まではほぼ消えていた。その影響か相手のラフプレーに苛立つシーンも。その後、下がってボールを受ける場面が多く見られた。2失点目はトーレスのロストが原因。それでも得点を決めるのは「持っている」証し。
高橋義希 5 攻守のバランスを保つ。目立った動きはなし。
安在和樹 5.5 今期は基本的にウイングで起用されている。積極的にに攻撃にからむ。クエンカのクロスに飛び込みヘディング。こぼれ球をトーレスがゴール。クロスの精度を高めたい。
※ドンゴン、アンヨンウ、伊藤は出場時間が短いので採点なし
皆さんのコメントをお待ちしております。
各選手の採点もやって欲しいです。