Jリーグは開幕したとき、私は小学生でした。
子供ながらに、サッカーボールを見事に操る選手に魅了されました。
小学校でも男友達の間で話題になり、サッカーチームに入団する男友達が続々。
クラスでもイベントでサッカー大会が行われました。
私はそのサッカー大会に、スタメンで選ばれず、補欠だったので悔しい思いをしましたが、大会当日、突然出場が決まり、思い切り喜んで参加しました。
Jリーグ辞典のような本も書店では並べられており、父におねだりして買ってもらって夢中で読みまくり、クラスでは「サッカーチームに入っていないのになぜそんなにサッカーに詳しいの?」と、言われるほどサッカー通になりました。
当時の私の、Jリーグの選手でファンだったのは、日本代表にも選ばれた、本並健治選手です。
父に買ってもらったサッカー辞典には、「テクニック特集」というコーナーがあり、本並健治選手が、「オーバーヘッドキック」が得意とあり、オーバーヘッドキックをする瞬間の写真が載せられていました。
それを見た私は、その派手さに魅了され、一気に本並健治選手のファンになりました。
ただ、ファンだったチームは、本並健治のいたチームではなく、サンフレッチェ広島。
父におねだりして、サンフレッチェ広島のロゴの入ったTシャツを買ってもらい、選択もせず毎日着ていたので、母を困らせました。
そんな思い出が、Jリーグが始まった頃、小学生だった私にはあります。