4連勝をかけたJ1第4節清水戦。
困り顔の守備魔術師ロティーナが新監督に就任し、大型補強した清水エスパルスがどう対抗してくるのか。
原、権田など元サガン鳥栖選手との対決も楽しみです。
スターティングイレブン
過密日程で多少の入れ替えがあるかとも思いましたが、メンバーの入れ替えはなし。
一方の清水エスパルスは前節から3枚のメンバーを変えてきました。
時間に余裕があったのでセレッソ大阪VS清水エスパルス戦を見て予習した編集長。
基本4-3-3で前からきて撤退時は4-4-2 前の中山とカルリーニョスが下がって後藤を残すのか...。
キレイな3ラインだな....。
ビルドアップ時は右SBの原が中に入ってくる 偽SBとして振舞ってるな...でも得点はセレッソのミスからの1点のみ
攻撃の形は前線に当てる形くらいであまり構築できてないっぽい... 要チェックや!
さて どうなるか見てみよう!
時系列レビュー
キックオフ〜困り顔の守備魔術師 ミラーゲームを仕掛けてくるの巻
うん...。ディフェンス3枚だね...原左だし...。編集長のスカウティングまったく意味なし泣
キックオフ前のフォーメーション予想は4-3-3だった清水エスパルスだったが、怪我人の影響もあり困り顔の守備魔術師が出した答えは3-1-4-2のミラーゲーム!
困り顔「同じフォーメションをぶつけるよ...さあ鳥栖の諸君...どう出るのかね?」
サガン鳥栖のビルドアップ
仙頭 「ほう...そうきたか...ならば!」
清水エスパルスは3-5-2の形。ロティーナ仕込みの素早いチャレンジ&カバーでラインに穴を開ける事なく鳥栖を迎え撃つ。
特に中盤5枚の連携は見事。
一方サガン鳥栖は仙頭が中央〜左サイド(やや下り目)を状況に応じて動く事により、数的優位の状況を作りビルドアップを安定させる。
しかもこの形、仙頭がぽっかりと浮いてフリーになる事があります。
さっそく2分には鋭い縦パス。
9分にも仙頭から裏抜けした中野へロングフィード!
仙頭を中心に連動したポシショニングでゴールを狙います。
(その後、前半40分にも左サイド後方でフリーの仙頭が中野、小屋松とチャンスを作ったシーンもあった。)
サガン鳥栖の守備
最終ラインでパスを回しつつ2トップに当てる機会をうかがう清水。
サガン鳥栖は前節から引き続き、林、山下(時に仙頭)でアンカーのヘナトをケア。前半はほとんどボールを触らせなかった。
さらには2トップにも松岡、エドゥ、ソッコを当てて万全の体制。
清水の狙いの形は作らせない事に成功した。
試合はお互い、守備合戦の様相をていしていく...。
25分〜決定機を作られるも動揺しないサガン鳥栖(らしくない)
飲水タイム。
飲水タイム前からやや前への圧力を強めていた清水だったが、飲水タイム後はさらにギアを上げてきた。
25分、2トップの連携でうまく左右にボールを誘導し、鈴木、中山の速い寄せからヘナトがボールを奪い、鈴木→チアゴとワンタッチで繋ぎ、裏に抜けたカルリーニョスがシュート!
ゴールとなったかに見えたがこれは明らかにオフサイドであった。
ただ清水の守備が上手くハマった場面ではあっただろう。
鈴木、中山、ヘナトの連携、寄せのスピードは素晴らしかった。
だが、今期のサガン鳥栖はこの程度では動揺しない。
清水同様守備では寄せのギアを上げ、奪ったあとは的確なポジショニングでパスを回しいく。
残り20分で自陣でボールを失った回数はわずか一回。
むしろ押し込んでいたのはサガン鳥栖。
しかし、決定機を作る事はできずに前半終了。
清水エスパルスの硬い守備を打ち破る事はできなかった。
前節までほど飯野を(あえて)孤立させる事はなく、右サイドを飯野、樋口、ソッコのユニットで崩そうとするのが新しい形だった。
女サポーター 「サッカー初めてだけど、ゴールも決まらないしなんだかつまらないね...。」
男サポーター「う...うん。ま...まあ後半に期待だよ!きっとカイセーがゴールしてくれるさ!」
女サポーター「カイセーって控えじゃん。本当に決まるの?」
女サポーター「....。(え...何このトリ...うざ....。てかウイントス君ってフクロウだったけ?)」
男サポーター(ヤバい、やっぱ初デートにサッカーは失敗だったかな... カイセー!頼む!ゴール決めてくれ!)
45分〜ヘナト!ヘナト!ヘナト!
飲水タイム後に前への圧力を強めてきた清水エスパルス。
後半もその勢いのまま前からプレスをかけてきた。
だが、全くと言っていいほど試合に関与できていない男がいた...。
そうヘナトアウグストである。
ヘナト 「ボールサワレテナイね...トス守備ガキイテルよ...ソレナラ...トル!」
46分、ヘナトのカットから河井がドリブルで中央を抜くとたまらず松岡がファール。
47分も権田のフィードをチアゴがヘナトへ落とす。ここも松岡がファールで潰す。
そして50分 またもヘナトのカットから原とワンツー。
河井→カルリーニョス→チアゴと繋いでゴールに迫る!ここはエドゥ神がカバー。コーナーに逃れます。
そのコーナーキックからはカルリーニョスがフリーで強烈なボレー!だが朴が弾き出す!
56分にはサガン鳥栖。仙頭のスーパーな縦パス!(編集長歓喜)。
松岡がサイドを指さして「回せ!」と言っているのを無視してスーパーな縦パスの仙頭笑
だがここもヘナト!
こぼれ球を林が狙うが権田神(1回目)のセーブ!
右WB中山のドリブルカウンターは中野がなんとかファールで止めました。
57分には鈴木が見事な対角線の超ロングフィードを中山に通し、コーナキックをゲット。
ヘナトが試合に関与する事によってゲームの流れが変わります。(前半のオフサイドとなったゴールシーンもヘナトのカットが起点だった。)
流れをきりたい金監督は61分、1枚目の交代カードとして本田をきる。
すると、特に接触はなかったはずだがヘナトが立ち上がれない...。
なんと試合の流れを変えたヘナトがまさかの負傷退場。
清水は竹内、後藤イン。
困り顔「ヘナトが関与しはじめて前線にボールが収まるようになってきたのだが...ぐぬぬ...。」
エース仙道(仙頭)VS権田神の巻
飲水タイム。
71分 清水エスパルス。中野、ディサロ イン。
仙頭「ふう...清水さんもなかなか手強い...こりゃしんどい....」
仙道(仙頭)「さあ いこーか」
権田神「こい...仙道(仙頭)!」
これまで、左サイドの低い位置からゲームをコントロールしていた仙頭が明らかにポジションを上げて中央に入ってきました。
74分...。
山下スローインから飯野→樋口→小屋松→中野→樋口→仙頭→樋口シュート!→権田神(2回目)
仙頭が上がった事によりさっそく決定機を生み出します。
見知らぬ事情通 「ゴールあるで…ゴクリ…。」
78分 ソッコ→樋口と繋いで金監督狙いのロングフィードからの裏抜けで山下。コーナキックをゲット。
樋口のコーナーキック→ニアの山下のヘッド→権田神(3回目)。
79分 ソッコの対角線ロングフィード(見事!)→左に寄った仙頭→小屋松→中野と繋いでシュート!→権田神正面(4回目)。
80分 権田神フィードミス!→飯野→樋口とつながりクロスは山下にあわず。権田神(番外編)。
83分 ソッコ→飯野→松岡→仙頭→権田神(5回目)。これはかなりいい崩しでした。
88分 のりよし 大畑イン
94分(エドゥに負けじと)ソッコのフィードからのりよしポスト&ふうちシュート!の新コンビ→権田神(6回目)。
いい形を作ってほとんどの時間攻めたサガン鳥栖でしたが、その前にことごとく権田神が立ちはだかり試合終了。
見ごたえのあるスコアレスドローでした。
今日のMVP
戦局によってポジションを変えて試合を作ったエース仙道(仙頭)ですね。
見事でした。
編集長 サポーター男 「カイセー出番なし....。」
見知らぬ事情通 「ふふ...青春や...ワイにも確かにそんな時代が、あった...。 当時J2所属だったサガントスの試合で初デート結果は...試合も恋も...惨敗やったで...。若人(と小屋松)に幸あれ!」
チームに関しては点は取れなかったけどゴール前で躊躇なく打ってたしあまり心配してないかな。権田神すごかったし。