前節湘南ベルマーレ戦の勝利、ターンオーバーして戦ったルヴァン杯鹿島戦の敗戦を経て迎えた第2節浦和レッズ戦。
相手はリカルド監督率いる新生浦和レッズ!
金監督「徳島でやった形を浦和でもやっているがそんなに脅威ではない。
キャンプで試合もしたが、いたって単純で難しいことはない。
しっかりと抑えきれると思うし、いい攻撃もできると思う。
勝負を分けるのはセットプレーと一瞬のミス。
浦和のシステムは可変といっても単純で1つ2つ。」
強気の金監督はどんなサッカーを見せてくれるのだろうか。
スターティング11
スターティング11に関して編集長が気になったポイントは2つ
・小屋松の復帰はあるのか
・仙頭、樋口の共存に対する金監督の答え
特に2つ目の疑問に対する金監督の出した答えは編集長の想像を遥かに凌駕していました。お見事。
鳥栖のスタメンは1節から酒井アウト、小屋松インと順当。
問題は配置です。
どうなるのかキックオフ!
サガン神 「不思議崩れダイヤモンド...小さき者の想像など所詮小さき物に過ぎず...」
編集長
!? 俺が小さき者だと...しかし、不思議崩れダイヤモンド...だ、だせえ!
便宜上、上記のような配置にしましたがそこまで仙頭は中央にいませんでした。
むしろやや左側で中央をフレキシブルに動く感じです。
不思議崩れダイヤモンド。
まずは攻撃の形から観ていきましょう。
まず注目すべきは仙頭の配置。攻守共になんとも言い難いようなポジショニングでした。
基本的には左サイドに寄せて中野、小屋松との連携で切り崩していく形。ビルドアップ時は下がり目で最終ラインのフォローとタスクは多岐にわたります。
さらに林が寄ってきてより左サイドの厚みが増します。
右サイドは高い位置をとった飯野に1対1を仕掛けさせる形です。
見知らぬ事情通 「こ...これわ...カンセロロールならぬ仙頭ロールやでええええええええ!!!!!!」
編集長
よくマンガとかで説明的なセリフいうおっさんとかいるけど...誰?
ノエル
カンセロはマンチェスターシティのサイドバック。中央に入ってきて攻めの中心になってますな。
編集長
サガン鳥栖の守備配置
守備時は基本4-3-3で前プレス。低い位置でブロックを組むときはは4−4−2になる事もあります。
ポイントは重労働を課せられた小屋松。仙頭より下がり、時には5バック気味の配置で攻め上がる浦和サイドバックのケア。
しかも攻撃時は先頭を追い越してハーフスペースを埋める。仙頭が上がってくればサイドに開く、とかなりの運動量を求められています。
これは途中交代もやむなし。
オフェンスで小屋松の能力を活かせる戦術ではありませんでした。
見知らぬ事情通 「影のMVP...泣かせやがる 小屋松に...幸あれ!」
時系列レビュー
開始〜カウンターVSポゼッション 左サイドの攻防
お互いに狙い目は左サイド。
守備の寄せが速い鳥栖が前半の主導権を握る。
2分中野→林
3分は中央でパスカットした小屋松→先頭には惜しくも繋がらず。
4分ソッコのフィードから山下ポスト→樋口→林とつながりキーパーと1対1もオフサイド
一方の浦和はリトリート442のブロックを築き鳥栖を迎え撃つ。
6分飯野のクロスをクリアしたこぼれを小泉が拾い田中に。ドリブルで一気にゴール前まで運ぶもセンタリング合わず。
浦和は汰木、田中の機動力を活かしたドリブルと杉本のポストプレーでカウンターを狙う形。
7分には先頭が切り込み相手ハンドを誘う。PKかと思われたがVARの結果外の判定に。
フリーキックは自ら蹴るも壁に当たります。(その後レッドカードっぽいファールも..危なかた...)
14分エドゥが中央に打ち込んだパスをカットして浦和レッズのカウンター発動!
17分にも杉本経由で汰木がドリブルで抜け出す。
20分も山中のロングパスから汰木。
飯野の裏を徹底的にねらってきます。
そして22分にはなにやら浦和が動いてきた...
23分〜浦和が修正も鳥栖のデフェンスが上回る しかし両者とも決定機はなし
飲水タイム
浦和は伊藤を下げ最終ラインを3枚に(その後は阿部が多かった)、トップ下の小泉も低い位置に下げビルドアップの安定化をはかる。
しかし鳥栖も樋口を上げて4枚のアタックで対抗。
出足の速いデフェンスが冴える鳥栖の優位は変わりません。
27分には山下が上手いトラップから魅せた!ポテンシャルあるで!
31分の林の中盤でのカットから樋口のシュートは惜しくも枠の外。
見知らぬ事情通 「VARでみたら..入ってるで!」
編集長
34分にはいいパス回しからエドゥの縦パス一本!林スルーからの山下シュートも力なく...でもいい感じ。
44分には浦和がカウンター!阿部がカットしたボールを山中が運び小泉へ。ラストパスは繋がらず。
最後はコーナーキックから小屋松!
全体的に鳥栖が押し込む形も決定機は生まれず前半終了。
45分〜前プレの浦和 風智登場!
最初に動いてきたのはリカルド監督。浦和は右の田中にかえて秋元を投入。
ラインをあげ前半には見られなかった前からのプレスを敢行。しかし、ハーフライン手前で引っ掛けられたのは一回のみ。
朴もビルドアップに加わり鳥栖の優勢は変わらない。
そして金監督、58分に疲労が見えた小屋松に代えて本田風智を投入。
投入されてすぐ、二回ほど中へ切り込みいい形を作った本田。
縦の小屋松から中への本田。
ゴールへの布石は完成した。
本田 「ディフェンスは3枚…行ける!!!」
飯野のクロスは大きく逆サイドへ。拾った中野が本田に預け、ドリブル開始。3人をかわしシュートのこぼれ玉を山下が押し込みゴール!
投入直後からいい動きを見せていた本田がゲームを動かしました。
68分〜止らない鳥栖さらに追加点!!!
飲水タイム。
73分には編集長推しのカイセーイン
今度こそ頼むで!
(樋口ボランチ推しも外してるし...)
浦和は杉本を下げてさらに中盤を厚くするが、解決策にはならず。しかし、75分ついに決定機を迎える。
だがそこはエドゥ神!
ギリギリのところでゴールを割らせず。
77分 武藤、武田を投入。
すぐさま金監督は島川、田代のカードを切る。明確に3バックに変更。
終盤リードで2枚投入は今後も定番の形になっていくのか。
などと言っていたら80分にはスローインからカイセー、樋口と繋ぎ飯野の突破からエリア内で山中ともつれあい(話題のシーン)、そのこぼれを樋口が中央へ。
山下のヘッドで2点目!
勝負は決まりました。
今日のMVP
決定力不足のサガン鳥栖で2得点を決めた山下!
新たな風を吹かせてくれそうです。
カイセーは一回ゴールに絡んだだけ!まだまだや!
編集長
マサムネ
お疲れだね!でも編集長の仕事が遅いから17時間後には仙台戦キックオフ!だね!
編集長
マサムネ
サガンティスタ編集長のレビュー
サガンティスタ編集長のレビューです。
マサムネ
編集長のレビュー
2021/6/4
編集長が分析!サガン鳥栖vsコンサドーレ札幌戦レビュー|J1リーグ第16節2021年5月26日
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編集長のレビュー
2021/5/26
編集長が分析!サガン鳥栖vs鹿島アントラーズ戦レビュー|J1リーグ第15節2021年5月22日
J1第15節 鹿島アントラーズ戦 4月14日にザーゴ前監督を解任して相馬監督が就任した鹿島アントラーズ。 相馬監督就任後はルヴァン杯も含めて10戦負けなしの6勝4分と勢いにのっている。 過去5戦の対戦成績も1分4敗と大きく負けこしている相性の悪い相手。 相馬監督のサイド圧縮にサガン鳥栖がどう対抗して行くのか楽しみな一戦だ。 スターティングイレブン サガン鳥栖の基本フォーメーション3-1-4-2。 前節からは林アウトで本田イン。 勢いに乗る鹿島アントラーズは伝統の4-4-2。 壮絶な打ち合いを制したマリノス ...
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編集長のレビュー
2021/5/22
編集長が分析!サガン鳥栖vs大分トリニータ戦レビュー|J1リーグ第14節2021年5月15日
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2021/5/25
編集長が分析!サガン鳥栖vs徳島ヴォルティス戦レビュー|J1リーグ第12節2021年5月1日
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2021/5/25
編集長が分析!サガン鳥栖vsFC東京戦レビュー|J1リーグ第11節2021年4月24日
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編集長のレビュー
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編集長が分析!サガン鳥栖vs名古屋グランパス戦レビュー|J1リーグ第18節2021年4月18日
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2021/4/20
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